飛行機、新幹線、バス…福岡東京間を格安、快適に移動する方法まとめ

福岡に住んでいると仕事や旅行などで移動することの多い福岡~東京間。交通網の発展と共に様々な交通手段が使えるようになりました。
この記事ではそれぞれの交通機関の料金、所要時間、特徴をご紹介します。

福岡~東京の距離

まず福岡~東京間の道のりを見てみましょう。
直線距離で約866㎞、新幹線の移動距離は約1174㎞で、高速道路を利用した場合の距離は約1094㎞となります。徒歩だと歩き続けて255時間という狂気の数字が表示されました。自転車とかで旅してる人は本当にすごいですね。

福岡東京間の主な移動手段

・飛行機
・新幹線
・バス
・フェリー

飛行機

多くの人が使っているであろう

現在、福岡~東京間を結ぶ路線には6社の航空会社が就航しています。それぞれ特徴があり、JAL、ANAはサービスの充実したSFC(サービスフルキャリア)。スターフライヤー、スカイマークはSFCに比べてサービスを簡略化した代わりに料金を抑えたMCC(ミドルコストキャリア)。Peach航空、Jetstarはサービスを最低限に抑える代わりに料金が非常に安いLCC(ローコストキャリア)となっています。福岡空港は日本で一番都市部に近い空港で、主要駅である博多駅から地下鉄で7分とアクセスの良さも相まって毎日多くの人々が利用しています。

料金

各社料金に特徴がある

飛行機は長距離移動における最もメジャーな手段です。所要時間も短く、一番早い便だと1時間30分ほどで東京までたどり着くことができます。運行本数も全社合わせると1日30本を超えるので急ぎの移動にもおすすめです。LCCの普及で場合によっては今まで最安値の交通機関だった夜行バスより安く移動することができます。基本的にどの航空会社も予約が早ければ早いほど安くなっているので搭乗日が決まったらとにかく早めに予約を取るとお得です。

各社予約サイト

JAL
ANA
スターフライヤー
スカイマーク
ピーチ航空
JetStar

注意事項

飛行機は天候や機材の不調による遅延や欠航が多く、確実性に欠ける部分があります。特にLCCでは欠航時の補償を行っていないことも多く、払い戻しの手続きも煩雑です。荷物にも制限が多く、液体などは持ち込むことができないのでご注意ください。また、FSC2社とスカイマーク以外は到着する空港が成田空港になります。成田空港から東京都心までは1時間以上かかる場合もあるので飛行機を降りてからの交通手段も調べておきましょう。時期によってチケットの料金も大きく変動するのでご注意ください。

飛行機を利用するメリット

・到着が早い
・FSCであれば機内サービスが充実している
・LCCであれば全交通手段中最安値で移動できる場合がある
・FSCとMCCの一部はマイルがたまる

飛行機を利用するデメリット

・遅延や欠航の可能性がある
・荷物の制限が厳しい
・搭乗手続きが煩雑
・空港が不便な位置にある

新幹線

飛行機の次に多い

料金

画像にする必要があったかは疑問が残る

飛行機と同様に利用者が多いのが新幹線です。料金はMCCの飛行機と同等から若干安い程度で、所要時間はおよそ5時間ほど。座席が広く、快適さを求める方におすすめです。何より、遅延が少なく定刻通りに運行されるので定時性が確保されています。乗り降りする駅は基本的に都心部にあるので到着後のアクセスにも優れています。また、走行距離が片道600㎞を超えるため、往復で購入すると1割ほど安くなる往復割引を受けることができます。

JR九州予約サイト「eきっぷ」

注意事項

JR九州から販売されている切符は基本的に割引はありません。旅行会社などが発行するホテルなどとセットになったプランを利用するとお得です。福岡で往路のみを購入し、復路は東京で購入するとJR東海の割引サービスを利用することができます。また、確実性には欠けますが金券ショップなどで購入すると5%~10%安く買うことができます。

新幹線を利用するメリット

・定時制が確保されている
・座席が広め
・運行本数が多い
・停車駅が都市部にある

新幹線を利用するデメリット

・割引が少ない
・乗車時間が長い

高速バス

LCCの台頭で本数自体減ってしまった

かつては最安値の移動手段として主流だった高速バス(夜行バス)でしたがLCCの登場によりその立場は危うくなっています。とはいえ安いことには変わりがありません。繁忙期や週末でなければ1万円以下で移動ができるのが魅力です。便数は少なめで現在2社が1日合わせて2~4路線を運航しています。

料金

走っているバスで寝られる人ならいいかもしれない

最近ではプレミアムシートなど高級志向のチケットが販売されたり、女性専用バスも運航されています。特にはかた号のプレミアムシートは半個室になっており、飛行機のファーストクラス並みの設備で快適に移動することができます。また、前日の夜に出発して午前中の早い時間に到着するため早い時間に予定がある場合にはおすすめです。

高速バス予約サイト「格安バスドットコム」

注意事項

運航距離が長いため所要時間も10時間を超えます。体調がすぐれない場合は利用を控えるのが無難です。また、道路状況によっては到着時間が大きく遅れる場合もあります。

高速バスを利用するメリット

・早い時間に到着できる
・料金が安い

高速バスを利用するデメリット

・移動時間が長い
・時期によっては飛行機よりも高い
・渋滞に巻き込前る場合がある

フェリー

船旅もあるぞ

あまりメジャーな手段ではありませんが福岡から東京まではフェリーでも移動できます。船中泊で2泊3日ですが最大4名までの個室もあり、ペットも持ち込み可能なのでゆったりと船旅を楽しみたい方におすすめです。車やバイクも積むことができます。

料金

所要時間は天候にも左右される

オーシャン東九フェリーWebサイト
※お電話での予約になります

注意事項

とにかく時間がかかります。また、料金は加算式で基本の2等客室料金に個室料金、ペット持ち込み料金、車両積載量金が利用サービスに応じて加算されていきます。ルートの都合上必ず徳島に2時間停泊することになる点、天候によっては欠航もある点にご注意ください。東京港到着は早朝になります。

フェリーを利用するメリット

・2泊3日なので船旅を兼ねて楽しむことができる
・車やバイクを運ぶことができる
・ペットを連れていくことができる

フェリーを利用するデメリット

・時間がかかりすぎる
・最安の客室は座席や仕切りが無い
・天候次第で欠航もある

【おまけ】在来線

のんびり在来線の旅…にはならない。乗換地獄が待っている

東京には在来線を利用して行くこともできます。ただし、福岡から東京に行く際は1日で到着できないのでご注意ください。在来線を利用する場合は新幹線、特急以外の列車が1日乗り放題となる青春18きっぷがおすすめです。2017年のダイヤ改正により、東京から福岡に戻る場合は19時間以上かかりますが1日で移動できるようになりました。

まとめ

それぞれの交通機関の金額と所要時間をまとめると以下のようになります。

時期にもよるが基本的に飛行機の一人勝ち

福岡~東京間は様々な交通手段があり、それぞれ時間も金額も大きく違います。移動時間を短くしたい場合は飛行機で、時間通りに行きたい場合は新幹線、当日朝に到着したい場合は高速バス、車などを運びたい場合はフェリーがおすすめです。自分のプランに合った移動手段を選んでみてくださいね。

※全ての情報は2018年12月時点のものです。変更などの際は随時更新します。