東京で20万人を動員した「だまし絵」が福岡に！ミラクルエッシャー展が福岡アジア美術館で開催

2019年2月28日(木)～3月30日(水)の期間中、福岡アジア美術館で20世紀を代表する版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャーの作品を展示する「ミラクルエッシャー展」が開催されます。
昨年東京、上野の森美術館で20万人を動員した同展では世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館から選りすぐりの約150点が展示。

実際にありそうで現実には存在し得ない《相対性》などエッシャーを代表する作品はもちろん、初期の作品や木版、直筆のドローイングなどから、エッシャーが唯一無二と評される作品を生み出す過程を、「科学、聖書、風景、人物、広告、技法、反射、錯視」の8つのキーワードを通じて紐解いていきます。

館内音声ガイドはお笑い芸人「バカリズム」氏が担当。この機会に是非、「ミラクルエッシャー展」へ足を運んでみてはいかがでしょうか？

マウリッツ・コルネリス・エッシャーについて

マウリッツ・コルネリス・エッシャーはウッドカット、リトグラフ、メゾティントなどの版画制作でよく知られたオランダの版画家です。
無限にループし続ける階段を上り下りする修道士たちを描いた「上昇と下降」や流れ落ちた滝が再び上部の水路にそそぐ「滝」などの作品を見たことがある人は多いと思います。
エッシャーの作品は独特の遠近法や錯視、鏡面などを用いた「だまし絵」と呼ばれるものが有名で、今回の「ミラクルエッシャー展」でもそうした作品が多く展示されます。

「ミラクルエッシャー展」では世界最大級のエッシャーコレクションを誇る「イスラエル博物館」から150点が展示されますが、日本では長崎県のハウステンボスや三重県の三重県立美術館でもその作品を見ることができます。