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8月25日(土)に福岡市植物園で今年度最後の「オオオニバス」体験試乗会が開催されます。
今年度最後の開催で先着30名限定。例年は午前、午後と1日2回の開催でしたが今年度は酷暑の為午前中1回のみの開催になります。
オオオニバス試乗体験会
開催日:2018年8月25日(土)
時間:9:30~11:30(受付は9:10開始)
場所:福岡市植物園温室・水生室(受付は温室・ギャラリー室)
人数:先着30名限定
体重制限:15㎏まで(衣服含む)
※園内に体重計はありませんので必ず測定してからお越しください
オオオニバスとは
オオオニバスはアマゾン地方原産、世界最大のスイレン科の植物です。葉の直径は大きなもので3ⅿを超え、縁がが10㎝ほど立ち上がることから、水に浮かぶ姿が舟に例えられることもあります。
オオオニバスの葉の裏には網目のように太い葉脈が通っていて、そこに溜まった空気が強い浮力を生み出します。大きいものだと葉全体で100㎏もの浮力が働いているとされています。
世界最大の葉をもつオオオニバスですがその成長は意外にも早く、1週間に1枚のペースで巨大な葉をつけます。水中から顔を出した葉は、徐々に広がっていき1週間で全開します。葉の寿命は1か月~2か月ほどで、寿命を終えた葉は職員が切り取って処分しています。
今回使用するのは全開になって間もない若い葉です。梅雨時期の日照不足のため、葉の径は1ⅿほどと小ぶりですが小さな子供を支える浮力は十分にあります。今回の体重制限は15㎏なのでおよそ3歳くらいまでの子どもが対象となります。
2日間しか咲かない花
オオオニバスの花は直径20㎝~40㎝程でまず夕方に一度開花します。そして夜のうちに香りに誘われて集まってきた虫を花を閉じることで閉じ込めてしまいます。その後、夜の間に花の中で動き回って花粉の付着した虫を朝にもう一度開花して開放することで他の花に花粉を運ばせます。
受粉した花はすぐに枯れてしまうためオオオニバスの花が咲いているのは期間にして2日ほどとなります。
夜の植物園は花を見るチャンス
現在、福岡市動植物園では毎週土曜日に夜の動植物園として通常17:00までの開園時間を21:00まで延長しています。植物園では園内のライトアップが行われるほか、オオオニバスを含む夜に開花する花を見ることができます。
特に夜の動植物園期間中の8月から9月はオオオニバスの開花時期と重なっているので、普段見ることのできないオオオニバスの花を見ることのできるチャンスとなっています。
今年度最後のオオオニバスの体験試乗会は酷暑の影響で午前中の1回のみの開催となります。今年は日照不足や酷暑で例年通りの開催とはいきませんが、ぜひこのチャンスに足を運んでみてはいかがでしょうか。
福岡市植物園
住所:福岡市中央区小笹5丁目1-1
TEL:092-522-3210
営業時間:9:00~17:00(夜の動植物園開催日は21:00まで)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
駐車場:あり
アクセス:地下鉄七隈線薬院大通駅より徒歩15分
西鉄バス小笹団地正門前停留所よりすぐ