福岡にいながら全国の名産品を楽しめるアンテナショップまとめ

福岡には九州を中心に全国からアンテナショップが出店しています。各自治体が工芸品や食品などの特産品を広く知ってもらうために作ったお店は福岡市内だけでも11店舗、10県から13市町村以上が出店しています。それぞれ名産品やご当地スイーツなどを販売しているほか、レストランを併設している店舗もあり、福岡にいながら日本各地のグルメを楽しむことができます。

長崎県・対馬のアンテナショップ「よりあい処つしま」

古民家風の建物

博多駅地下通路西12b出口を出て区役所方面に5分ほど歩くとビジネスビルの立ち並ぶ中に木造平屋建て、砂壁のお店が見えてきます。
こちらが長崎県の対馬から出店した、物産展とレストラン併設のアンテナショップ「よりあい処つしま」です。店舗は対馬から移築した古民家を使用しており、落ち着いた雰囲気の店内で長崎の郷土料理を楽しむことができます。

内装はキレイになっている

店舗として使用されている古民家は築100年を超えたもので大黒柱や梁、囲炉裏など当時のものをそのまま使っています。

対島産の魚介を使った海鮮丼

「よりあい海鮮丼(900円)」は長崎・対馬産の魚をふんだんに使った看板メニューでその季節で一番おいしい魚を頂くことができます。+250円で魚を特盛にすることもできます。

対島の郷土料理・とんちゃんを使った丼

対馬とんちゃんをご飯に乗せた「とんちゃん丼(800円)」も人気商品の一つです。対馬とんちゃんは醤油と味噌の甘辛ダレに漬け込んだ豚ロース肉と玉ねぎを一緒に炒めた対島の郷土料理で、ご飯との相性は抜群です。

夜は対島の特産品を使ったコースを提供

ディナーメニューは対島産の新鮮な刺身を中心としたコース料理(3,000円~)がメインで焼き魚や対馬とんちゃんも併せて提供されます。飲み物は物産展コーナーでも販売されている対島唯一の酒蔵で作られた日本酒や焼酎を中心としたお酒を楽しむことができます。

写真は桧のタンブラー。使うほどに味が出る

物産展では主に対馬で作られた食材を中心に、名産品であるヒノキで作られた枡やタンブラーなども販売しています。

住所:福岡市博多区博多駅前2-12-1
TEL:092-473-1075
営業時間:11:00~22:00(レストランは11:30~14:00,17:00~22:00)
定休日:日・祝、年末年始
公式ブログ:http://yoriaidokoro.tsushima-net.org/

地図

大分県日田市のアンテナショップ「ひた生活領事館」

日田の文字を反転したロゴマーク

天神・大丸エルガーラ地下2階にある、ひた生活領事館は日田市で作られた野菜の直売所や物産展を構える日田市の観光PRを行う日田市営のアンテナショップです。野菜は毎日、日田市内から運ばれてきます。

日田のブランド野菜・日田野菜の直売所

日田産の生鮮野菜が販売されています。野菜は日田の名産物の一つで「日田野菜」としてブランド化もされています。日田は盆地で朝晩の寒暖の差が激しいため、野菜の甘みが強く育ちます。

日田ブランドのすいか。高い糖度が特徴

伊藤農園のブランドスイカ・べにろまん(ひと玉2,300円)は糖度が14と非常に高く(一般的なスイカは11ほど)全国の飲食店などに買い付けられるので一般の店頭に並ぶことはあまりありませんがひた生活領事館では福岡で唯一直接販売を行っています。

大分の名産品・しいたけ

大分といえば「どんこ」と呼ばれるシイタケが有名です。日田は大分県内有数のしいたけの産地になっていて、大ぶりで肉厚なシイタケを購入することができます。原木栽培のしいたけは菌床ものに比べ、生旨味、香り、栄養価が高く、生場合春と秋にしか食べることができません。原木栽培の生シイタケは通常県外ではあまり出回ることも少ないので見かけたらラッキーです。

有名な日田天領水を使った地酒

他にも日田の地酒やスイーツなどがたくさん販売されており、店内の日田市役所ブースではふるさと納税や移住に関する相談なども受け付けています。

住所:福岡市中央区天神1-4-1大丸福岡天神店地下2階
TEL:092-731-8832
営業時間:10:00~16:00
定休日:なし
公式サイト:http://hita-ryojikan.com/

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大分県国東半島のアンテナショップ「Quattro Yocchi」

国東半島は大分の丸く出っ張っている部分

大分県の国東半島(くにさきはんとう)に位置する3市1村のアンテナショップです。店内はカフェと物産展、地域情報発信のコーナーがあり、国東半島の特産品を食べたり買ったりするだけでなく地域を知ることができます。移住サポートや旅行の手配なども行っており、3市1村の見どころをめぐるツアーを組むこともできます。

全国におすすめしたい一品

国東市で大正6年(1917年)に創業した林田かまぼこが作る鱧の皮巻き(3本1,296円)は鱧のすり身に鱧出汁で煮込んだごぼうを混ぜて鱧の皮で巻いた鱧づくしの名産品です。豊後の海で獲れる鱧を100%使用しており、決まった時期にした食べることができません。豪勢な見た目は大分でも正月など特別な時の料理などに使われます。

意外と日本酒にも合う

和菓子屋・高田屋名物の南蛮落花生チョコレート最中(6個入1,200円)は豊後高田市特産の落花生を砕いて白餡ベースのチョコレート餡に練りこみ、ピーナッツクリームを加えた和菓子でお茶やコーヒーだけでなく、お酒にもよく合います。大分県内のお土産ショップが協力して1年をかけて開発した一品です。

沖縄にルーツを持つ「りゅうきゅう」

杵築市で獲れた豊富な海産物を使って加工品を作るフードコミュニケーション絆からは大分名物である関サバ・関アジのりゅうきゅうは冷凍販売されています。このりゅうきゅうは中世~近世にかけて交流のあった沖縄の漁師メシがもととなっている料理です。漁師町である杵築から県内全土に広がり、現在では大分県内の様々なお店で食べることができます。

大分産の野菜を使ったピザ

こちらは大分産のフルーツを使ったジェラート

オシャレなカフェコーナーではパスタやピザ、ジェラートなどをいただけます。全てのメニューで3市1村それぞれの特産品が使用されており、実際に使用されている材料などは物産展で購入することができます。

住所:福岡市中央区天神1-13-27
TEL:092-737-1114
営業時間:11:00~19:00
定休日:なし
公式サイト:http://www.quattro-yocchi.com/
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熊本県のアンテナショップ「higoroccafe」

アンテナショップとは思えないほどオシャレ

熊本県のアンテナショップ・higoroccafeは熊本の新鮮な食材を使ったカフェと熊本県で販売している食品、雑貨、コスメなどを販売するカフェスタイル のアンテナショップです。「女性の日常に少しプラスを!」をコンセプトに商品展開を行っています。

ワンプレートランチがメインのカフェ

カフェスペースでは熊本の食材を使ったヘルシーでおしゃれなプレートをメインに提供しています。人気メニューの天草大王の照り焼きベーグルサンド(920円)は天草地方で育てられた旨味の濃い地鶏の照り焼きをヘルシーなベーグルでサンドした一品。

原料の野菜はすべて熊本産

体の内側からキレイをサポートする熊本スムージー(4包入1,000円)は農家が厳選した7種類の野菜を使用しています。寒暖差の激しい朝霧町で育った野菜は甘みが強く飲みやすいスムージーに仕上がっています。

ご飯が止まらなくなるおいしさ

熊本県産の野菜と熊本県産の米麹を九州の甘めの醤油に漬け込んだ食べる醤油(各540円)はご飯との相性抜群なことはもちろん、手軽に野菜を摂ることができ、工事は胃腸の調子を整える効果があるので小さなお子さんのいるご家庭にもおすすめです。

住所:福岡市中央区大名1-1-38
TEL:092-753-6703
営業時間:11:00~19:00
定休日:なし
公式サイト:http://higoroccafe.com/

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鹿児島県のアンテナショップ「薩摩乃砦」

力強い書体で書かれた看板

黒マグロや黒豚しゃぶしゃぶの専門店など、鹿児島で行列ができる
5つのお店がそれぞれ自慢のメニューを提供する薩摩乃砦は福岡にいながら鹿児島の名店の料理を味わうことができます。

ロケーション抜群のテラス席

お店の大きな窓やテラス席からは大原海岸を一望することができます。テラス席はランチタイムのみ利用可能となっておるので天気がいい日はぜひ利用してみてください。

福岡では珍しいまぐろのしゃぶしゃぶ

奄美大島産のクロマグロを丸ごと1匹買い付けて調理する鹿児島の有名店・黒紋。贅沢にカットされたマグロをふんだんに使用したマグロ丼はもちろん、福岡では珍しいマグロのしゃぶしゃぶ(2,800円)を出しています。

鹿児島と言えば黒豚のしゃぶしゃぶ

黒豚・和牛料理の名店・さつま路が厳選した鹿児島産黒豚のしゃぶしゃぶはふわっと口の中でとろける柔らかな食感と脂の甘みが人気です。さつま路では秘伝のレシピで作られた特製のポン酢とごまだれでいただきます。写真はお任せランチ(1,180円)。

黒豚のとんかつは本当に柔らかい

黒豚とんかつの専門店・黒かつ亭の旨味を最大限まで引き出したとんかつは黒豚の特徴である旨味の強さ、脂身の甘み、歯切れの良さを堪能することができます。おすすめの黒かつ亭ランチ(1,190円)は黒豚の様々な部位が楽しめてお得です。

不定期だがマグロの解体ショーも行われる

営業はランチとディナーに分かれていて、夜はそれぞれの店舗がコースメニューを用意しています。黒マグロ料理の黒紋ではディナータイムに不定期ですがマグロの解体ショーも行っています。市場の状況に左右される人気イベントですので要予約です。

住所:福岡市西区今津4787-7
TEL:092-806-0848
営業時間:11:00~15:00,17:00~21:00
定休日:月曜日
公式サイト:https://satsumanotoride.gorp.jp/

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沖縄県のアンテナショップ「わしたショップ博多店」

店構えがすでに沖縄

地下鉄空港線中洲川端駅を降りて川端商店街を博多駅方面に向かい、冷泉町通りをわたると沖縄の商品が所狭しと並ぶアンテナショップ「わしたショップ博多店」」があります。わしたショップは福岡を含む全国に展開しており、アンテナショップの成功例とされています。今や全国の自治体が出店しているアンテナショップのはしりともいえるお店です。

棚いっぱいの泡盛

棚一面の泡盛は様々な銘柄がそろっています。泡盛は沖縄原産の米焼酎の一種で本土とは違う麹菌を使って作られます。そのまま飲むのはもちろん、沖縄料理にも多く使われています。

九州でも見ることのない商品ばかり

沖縄そばだけでもたくさんの種類が置いてありました。生麺タイプや乾麺タイプなどさまざまです。ここでは普通のスーパーでは買えない食材が手に入ります。

なかみ汁というまんまなネーミング

沖縄でよく食べられている麦入りぜんざいやホルモンのスープであるなかみ汁がレトルトパウチで売られています。サーターアンダギーミックスやゴーヤチャンプルーの半調理品がホットケーキミックスやクックドゥのような感覚で売られているのも印象的です。

住所:福岡市上川端町4-224川端商店街内
TEL:092-409-5580
営業時間:11:00~19:00
定休日:なし

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岩手県・秋田県・青森県の合同アンテナショップ「みちのく夢プラザ」

新天町の西通り側にある

西鉄天神駅から西通り方面に伸びる商店街・新天町にあるみちのく夢プラザは岩手、秋田、青森の東北3県の工芸品を主に取り扱うアンテナショップです。工芸品や食材など常時1,500種類以上の商品をラインナップ。店内にはイートインコーナーに物産展、東北3県への旅行を手配できる窓口も設置されています。

南部鉄器専門のコーナーがある

岩手県の工芸品である南部鉄器が売られています。鉄器は熱伝導がよく、江戸時代から茶の湯で使われてきました。表面の模様には地域ごとに違いがあり、最近ではカラフルでモダンなデザインのものも多く展開しています。

シャキシャキとした歯ごたえが美味しい

ねぶた祭りで有名な青森県のねぶた松前漬け。細かく切った野菜と数の子を粘りのある昆布と共につけたもので水分の抜けた野菜のコリコリとした食感と数の子の独特の食感と苦みでご飯が進みます。

見たこともない品種のりんごが買える

そして青森といえばリンゴです。青森県内で栽培されている様々な種類のリンゴが並んでいます。ふじやサンつがるなど有名な品種からスターキングデリシャスや印度など聞いたことのない品種まで揃っています。

住所:福岡市中央区天神2-8-34
TEL:092-736-1122
営業時間:10:30~19:00
定休日:なし

地図

徳島県のアンテナショップ「徳島アンテナショップ」

徳島のアンテナショップはローソンの中

福岡県八女市のアンテナショップ「八女本舗」

[caption id="attachment_3126" align="aligncenter" width="600"] 天神南駅から地上に出てすぐ

天神地下街東12c出口からすぐ、渡辺通り5丁目に八女市のアンテナショップが出店しています。店内は道の駅のようになっており、八女産の野菜が並んでいました。

日本有数のお茶どころ

八女といえばやはりお茶ということで棚にはたくさんのお茶が並んでいます。価格帯が幅広く、一袋数百円のものからこの棚とは別のショーケースに100g数千円のものまで売られていました。

保存食としても便利

2016年頃テレビで紹介されて一気に話題になった干し野菜。干し野菜は八女市星野村で「ほしのほしやさい」として名物になっています。

だしパックに玉露が入っていた

玉露入りのあご出汁、どんな味がするのでしょうか。玉露入りだけあって価格は少しお高めです。

住所:福岡市中央区渡辺通5丁目23-8
TEL:092-725-0161
営業時間:10:00~18:30
定休日:日曜日
公式サイトhttp://www.city.yame.fukuoka.jp/kanko/4/1/1457320369237.html

地図

福岡県八女市矢部村のアンテナショップ「そまりあん」

そまりあんカレーが注目を集めている

地下鉄空港線天神駅から昭和通りを3分ほど中洲方面に歩いた雑居ビルの1階にある「そまりあん」は福岡県八女市矢部村のアンテナショップです。九州自動車道広川SA近くにあるそまりあんカレーの人気に火が付いたため出店されました。天神の店舗はカレーも含めてテイクアウト専門です。野菜が溶け込んだ旨味たっぷりのカレーは525円。ライスなしは452円です。

素朴ながらついつい食べてしまうお惣菜

カレーの他にも八女市の食材を使ったお惣菜も販売しています。お惣菜はすべて量り売りで価格は137円/100gとなっています。

お昼過ぎの時点でこれだけしか残っていなかった

そまりあんカレーはレトルトにもなっていて気軽に購入できます。かなり人気なようであまり残っていませんでした。

住所:福岡市中央区天神1-13-20
TEL:092-725-0161
営業時間:11:00~19:00
定休日:日・祝

地図

全国離島の旨いものが集まるアンテナショップ「離島キッチン」

今泉の路地からさらに路地に入る

西鉄薬院駅から城東橋を渡り、今泉2丁目方面に入っていくと全国の離島グルメが集まるアンテナショップ・離島キッチンがあります。幅広いメニューからお好きな島のお好きな食べ物や飲み物を選ぶことができるうえ、店内には島オペレーターが常駐しており、その場で旅行や移住の相談をすることができます。

離島ならではの海藻の天ぷら

月ごとに「今月の島」が設定されていてその島に因んだ限定メニューが特集されます。写真は海苔とあおさの天ぷら(620円)です。

牡蠣も醤油も広島産

広島産の大振りの牡蠣のみを選別して炙った牡蠣の醤油焼き(820円)。

島の地酒を使ったオリジナルカクテルを作ってくれる

ドリンクの種類も豊富です。多すぎて迷ったら島コーディネーターがオリジナルのカクテルを作ってくれるサービスもあるので気軽に島の味を楽しむことができます。

住所:福岡市中央区今泉2-1-75
TEL:092-406-4151
営業時間:平日18:00~22:00,土日11:30~14:00,18:00~22:00
定休日:月曜日
公式サイト:http://ritokitchen.com/shop/fukuoka/

地図

アンテナショップで日本各地の魅力に触れた

福岡市内だけでもたくさんの自治体がアンテナショップを出店していました。今まで現地でしか買うことのできなかった商品が購入出来たり、買い物や食事を通じて日本各地の魅力に触れることができるお店です。また、最近では自分の住んでいる地域の特産品を知らないという声から同県内のアンテナショップが積極的に展開しています。旅行や移住のコーディネートをしている店舗もありますのでそちらの利用もおすすめです。一般の旅行会社ではできないツアーなどを楽しむことができます。